活躍する社員
西濃運輸応援部 高井さん、柳瀬さん、成澤さん(2020年01月10日)
2019年シーズンは都市対抗野球本大会、社会人野球日本選手権の出場を逃し、悔しい思いをした西濃運輸野球部。野球部と同様に悔しい思いをされた社員の皆さんも多いのではないでしょうか。それは応援部も然り。野球部は今月1月6日から新シーズンの活動を開始しましたが、今回の風が吹くでは、少し目線を変え、新シーズンの野球部の飛躍を傍で支える応援部にスポットを当て、歴代応援団長に、応援部・応援団長について語ってもらいました。
【Profile】
髙井 聡樹(写真左)
西濃運輸 経営戦略部経営戦略課 2018年から応援団長を務め、今年で2年目。持ち前の明るいキャラクターと、団長としての厳しさを持って、若手中心の応援部を牽引する。
柳瀬 辰也(写真中)
西濃運輸 岐阜支店 2016年~2017年までの2年間、応援団長を務めた。自身も中学、高校では野球部に所属し、労働組合主催の野球大会では主力として活躍するほどの実
力の持ち主。
成澤 広騎(写真右)
西濃運輸 経理部経理課 2013年~2015年までの3年間、応援団長を務めた。西濃運輸野球部が都市対抗野球大会で初優勝した2014年時の応援団長。兄貴的存在で後を継いだ2人の団長の良き相談相手。
応援団長の役割を教えてください
髙井 :
どのようなスケジュールで応援練習をしていくか、どんな姿を目指して練習をしていくかを決めます。大会が近付いてくると、(東海地区二次予選会場の岡崎市民球場に近い)岡崎支店に声を掛けたり、(野球部の後援会である)カンガルー会へのご挨拶や備品の発注などを行ないます。
柳瀬 :
( 大垣近隣の)グループ会社に応援部のメンバー選出のお願いをしたり、社内での調整や、グループとの調整をするのが応援団長の役割です。全てを1人で担当するとなると大変ですが、そこはマネージャーなどの幹部が下に居て支えてくれます。
成澤 :
応援部員に任命されたメンバーを導いていく役割もあります。どう導いていくかは応援団長の考え方一つです。試合当日、スタンドに来ていただけるカンガルー会や野球部のファンの方をまとめるために応援部という組織があると思っていて、その方々の気持ちをまとめるために、僕達は日々練習しています。
いざ応援団長を任されると決まった時、どう感じていましたか?
成澤 :
自分で責任を持って、自分の色でやっていこう、そんな気持ちでした。最後は(応援部員が)やってよかったと思ってもらえるようにしたいと思っていました。
柳瀬 :
成澤さんが応援団長3年目の時に、ある程度自分が(次の応援団長に)任命されるのではないかとは感じていました。だから僕が応援部員2年目の時から、成澤さんの行動を見て真似をしていました。僕はストレートに言ってしまうタイプで、「なんで応援団長になっただけで偉そうにして」と思っている子も中にはいたかもしれませんが、僕は別に嫌われても良い、その時に注意したことがその人の成長につながればと思っていました。
髙井 :
2人が築いてきた応援部の形を僕が引き継いでいけるのかと、最初は責任感よりも危機感の方が強かったです。でも僕が感じている危機感を団員には見せてはいけないとも思っていました。
応援団長を務めたことで、人として得られたこと、成長できたことは何ですか?
成澤 :
自分が信用、信頼されるために、相手や周囲に対して、どのような行動や声掛けをすれば良いかを考えるきっかけになりました。
柳瀬 :
社内外問わず、仕事をしていく上で必要不可欠な人とのつながりが持てたことです。応援団長を務めたことで、社内での横のつながりや本来接することのできない方々と接点を持てたことは貴重な財産だと感じています。
髙井 :
「 人とのつながり」を得ることができました。応援部を進めていけばいくほど、一人ではできないことを実感し、依頼ごとや調整ごとが皆さまのご協力のお蔭でできていることを多々感じました。試合でも、全員が心をひとつにして応援する姿に、とても強いつながりを感じました。
応援部のどんなところを見てほしいですか?
髙井 :
まだ若い応援部員達が熱を持って一生懸命応援しています。踊りの綺麗・上手とかそういう所ではなくて、一生懸命やっているところを見てほしいです。気持ちの部分で、踊り以上に力になるものがあると思っています。
柳瀬 :
必死さしかないです。全員が炎天下の中、必死になってやっている所を見てほしい。応援のプロではないけど、勝利のための応援部員の必死感。観戦に来てくれたお客さんには、僕達を見て感じてもらえる想いを持って、一緒に応援してほしいです。
成澤 :
1ヶ月、揃えよう、上手な演技をしようと毎日頑張って練習してきていますので、チアの女の子達の笑顔や踊りは見てほしいです。
応援部は野球部にどんな存在でありたいと思っている?
髙井 :
チャンスの時にヒットを打たせることができる、そんな応援ができたらという願望は持っています。見えない力が伝わればいいなと思っています。
柳瀬 :
一喜一憂できる関係で居たい、そう思っていました。野球部は野球部、応援部は応援部じゃなくて、負けたら悔しい、勝ったら嬉しいと常に応援部員には思ってほしいし、野球部にとっても、負けることでこれだけ悲しむ人がいるんだという気持ちで戦ってほしい、そんな関係性でいたいと思っていました。
成澤 :
スタンドに来ていただいている全ての人の声を届けられる唯一の存在でありたい、そう思って応援していました。
こんなことも聞きました。
他の企業にも応援部があるけど、交流ってあるの?
柳瀬 :
東海會という、社会人野球の東海地区野球連盟に所属する企業の応援部員など有志で集まっているグループがあって交流しています。それが縁で、東京ドームの応援部席で一緒に西濃運輸を応援してくれました。二次予選で応援部員の女の子が体調を崩した時も、東海會のメンバーの一人が助けてくれました。
成澤 :
応援団コンクールという賞レースがあります。岡崎予選でも東京ドームでも、応援部はその賞を取ることが一つのモチベーションになっています。岡崎予選で他の企業が賞に選ばれて僕達が取れない時には、何が足りなかったのか、色々と他の企業の応援を分析してドームにつなげていました。